活動案内

1.演能会の実施・公演

  1. 年4~5回、円満井会定例能を開催しています。若手から中堅の能楽師が日頃の稽古の成果を発表する場としています。
  2. 金春円満井会特別公演
    「道成寺」など若手の登竜門とされる曲や、老女物という能楽で最も難しいとされる曲、また上演機会の少ない曲などを中心に開催しております。
  3. 演能の後援
    各地で行われる金春流演能の後援を行っております。

 

2.銀座金春祭り

毎年8月7日午後6時から、銀座8丁目にある金春通りにて路上演能を行っております。かつてこの地は江戸幕府より金春大夫が配領した場所であったことから、1985年からこの催しが始まりました。現在では盛夏を彩る銀座の風物詩となっております。

3.演能・能楽講演会


学校での芸術鑑賞教室、自治体や企業での演能やセミナーを行っております。また、能楽の歴史や装束着付けなど能楽知識に関する講座も積極的に行っております。

4.能面・能装束展示会

円満井会では演能のための多数の能面・装束・小道具類を所有しております。能楽は総合芸術といわれ、装飾類ひとつひとつに芸術的価値があります。これらの知識を持つことで、能楽への入り口となり、またより深く能楽を鑑賞できるように展示会を実施しております。

5.能楽技術研究会及び能楽師の養成

円満井会に所属する職分が技術を研鑽する場として研究会を行っております。会は非公開で行われていますが、若手を中心としたもの、上級能楽師を対象としたもの、また関西在住の能楽師を対象とした3つの会を毎月開催しています。またこれら研究会及び定例能を中心とした催しを通じて次代を担う能楽師を養成しております。

6.愛好家による演能・謡曲仕舞発表会

能は生涯続けられる趣味として、老若男女問わず多くの方に愛好されています。少しでも多くの皆様に能を楽しんでいただくために、各能楽師を通じて積極的にお稽古を実施しております。お稽古の成果を発表する場として、また会員の親睦を深める場として年1回金春五星会を実施しております。

7.「金春月報」発行

会報紙「金春月報」を月に1度発行しております。金春流の演能予定や演能写真のほか、より能楽に親しみを持っていただけるような読み物を掲載しております。また、愛好家の発表会の記録や写真なども掲載し、お稽古の意欲向上を図っております。

8.金春流謡曲仕舞本などの刊行

能楽の台本である謡本を刊行しております。このほかに、舞い方を記した仕舞本、小謡、独吟集、名寄(金春流の現行上演曲一覧集)を刊行しております。